Q1: 商標権にはどんな機能とメリットがあるのでしょうか?

商標権をとる目的は、一般的に自らのビジネスを優位に進めるためです。従って、実際に商標権をとることでビジネス上どのようなメリットがあるかを説明します。

商標の機能には、以下の4つがあります。

自他商品等識別機能
他の商品(サービス)と区別する機能
出所表示機能
一定の出所から提供された商品(サービス)であることを認識する機能
品質等保証機能
その商品を付した商品(サービス)であれば、同一の品質(質)を有することを保証する機能
広告宣伝機能
様々なPR活動の中で商標が使われることにより、ブランド化されていく機能

これをビールの例で見てみましょう。
商標の最も重要な機能は、自社の商品と他社の商品を区別する機能が挙げられます。ここから様々な機能が派生しています。モルツはサントリーのビール、スーパードライはアサヒのビールといった具合です。これにより、「その商品を作っている会社はあそこだ」とか、「アサヒスーパードライはあの味だな」といった具合に安心感がありますし、一定の品質も保証していることになります。

ただそこに行き着くために企業は多額のお金をかけ、日々プロモーションを行っています。従ってこのブランドを傷つける行為をされたり、第三者に同じ商標を付した商品を販売されることがあれば、企業としては大きな損失となりますので、法律上で保護する必要があります。

その際に、商標権という形で権利を取得していれば、その商標を使っている者に対し、差止請求や損害賠償請求をすることができますので、速やかな防衛策をとることが可能となる点がメリットと言えるでしょう。

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