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商標権は、商標を使用することによってその商標に付与される業務上の信用を保護するため、存続期間を限ることで逆に商標法の目的に反したものとなってしまうためとされています。

商標と特許の存続期間

商標権の存続期間は10年と特許権の存続期間が20年であることを考えると短いと言えます。
しかし商標権は、他の工業所有権と異なり、更新登録の申請を行うことでさらに10年間延長を行うことができる半永久的な権利なのです。ではなぜ商標権のみがこのような更新登録制度が認められているのでしょうか。
特許権等は、新規の発明等を創作し公開することで、その代償として一定期間の独占的な
使用を認める権利です。一定期間後は権利者以外にも自由な使用を認めますので双方の要求を同時に満たしたものとなっています。

補足

商標権の場合は、商標を使用することによってその商標に付与される業務上の信用を保護するためにあるものですから、存続期間を限ってしまっては逆に蓄積された業務上の信用の保護という商標法の目的に反したものとなってしまいます。そこで、使用されない商標に永久的な権利を認めていても仕方がないので、このような個別の存続期間の更新制度を設けているといえます。

Posted at 2008-7-25

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